今日12月1日はWORLD AIDS DAY。
各地で色んな催しが行われ、事務所近くのラジオ局で開催されたイベントでは、一斉に何百の赤い風船を解き放たれていました。 南アフリカでは、成人国民の22%がHIV陽性、毎日1700人が新たに感染、去年は37万人がHIVによって亡くなっています。2050年には人口が現在の4500万人から4000万人に減少するとも予測されている、悲惨な現状です。 世界で最もAIDS率が高い国、南アフリカ。 南アは未だ男尊女卑が根付いています。男性の要求に対して女性が首を振ることは失礼だし、夫の浮気を見て見ぬふりをしている女性が大勢います。子供を多く産む女性に価値があると思われている社会がゆえに、避妊を求めると周囲から妙な目で見られてしまいます・・ 私と言えば、中学に通うまで、エイズなんて聞いたこともありませんでした。ちょうど中学に入学した頃、アメリカでもエイズ教育が義務付けられ、エイズという病気を始めて知りました。それ以来、新聞やテレビでちょくちょくエイズという言葉を耳にするようになり、こういう情報を頭の隅っこで覚えていたんだと思います。HIV感染者を取り巻くモラルの問題など、私にとっては「知識」でしか存在せず、実際に「エイズ」という病気が実在するのかさえも良く分かっていませんでした。けれど大学の時に卒論研究のために滞在させてもらったタイのエイズ孤児院で初めて「エイズ」と生活し、今までのエイズ教育が身に染み込む貴重な経験をしました。 エイズ教育は重要です。先進国の大人達にお願いしたいのは、「生きた」エイズ教育の普及。エイズという恐ろしい病気を教えるだけではなく、HIV感染者との交流を図り、彼らがいかに「普通」の生活が出来るかなど理解を深めることが大事だと思います。 まずは30分のエイズ教育を。覚えてる人は覚えているんです。
by joburg
| 2004-12-02 00:10
| ヨハネスブルグ
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