南アフリカには9つの州があります。私が住んでいるヨハネスブルグはGauteng(ハウテン)州で人口は約900万人。そのうちの約330万人が「ヨハネスブルグ」と呼ばれている地域に住んでいます。1994年以降は違法移民が増加したので(1994年以前は移民も含め人の移動は政府によって管理されていました)、ヨハネスブルグの実際の人口は400〜500万人と言われています。この大きな規模からヨハネスブルグを南アフリカの首都と思われる方も多いのですが、ヨハネスブルグは首都ではなく、南アフリカの商業・経済の中心地です。首都はプレトリアですが、南アフリカは三権分立制度をとっているので、実質は首都機能が3つに分かれています。
立法府:ケープタウン 司法府:ブルームフォンテイン 行政府:プレトリア 南アフリカの経済の中心地だけあって、ヨハネスブルグのダウンタウンは高層ビルが立ち並ぶ大きな街ですが、80年代から治安が悪化し、多くの企業が拠点を郊外に移してしまいました。この為に私も用事が無い限り、あまり足を踏み入れる機会がありません。南アフリカに来た当初、「危ないのでダウンタウンへ行くな!」と散々言われていたので、まだ道が良く分からずダウンタウンに迷い込んでしまった時は「死ぬかも・・・!!」と泣きそうになったのを覚えています(笑)。今では道を覚え、ダウンタウンへも1人で行けるようになりましたが、治安が悪いのは本当なので、用件が無い限り、むやみに1人で行く事は避けています。治安さえ良かったら、高層ビルの間を歩いてウィンドウショッピングしたいな〜と思うのですが、それは当分無理そうです(^▽^;)。 しか〜し、街中を歩けなくても、ヨハネスブルグのダウンタウンを楽しめる場所がありました。カールトンセンターの50階にある展望台! ダウンタウンの中心地にあるカールトンセンターは1973年に建設されましたが、当時は南半球で一番高い建物だったそうです。高さは223m。現在もアフリカで1番高いオフィスビルです。アパルトヘイト政権下、この建物には南アフリカを代表する企業の事務所とショッピングセンターがあり、5つ星ホテルのカールトンホテルも隣接していました。当時アフリカのニューヨークと呼ばれていたヨハネスブルグの富の象徴でもあったんですね・・。ところが治安の悪化と共に1997年にカールトンホテルが閉業、多くの事務所も郊外へと撤退してしまいました。カールトンホテルには違法移民が住み着いている・・などの噂もありましたが、実際は誰も住み着いておらず、単に空っぽなだけ。展望台の話は聞いた事があったのですが、まさか今も営業しているとは知りませんでした! 入場料(R17)を払い、50階まで直通のエレベーターから降りると、広々とした展望台、TOP OF AFRICAへ到着です。ヨハネスブルグの歴史を物語る写真などが展示されており、軽食を取れるカフェもあります。そしてこれが展望台からの景色。 アフリカのニューヨーク、か〜。そう呼ばれていた時のダウンタウンはどんな感じだったんだろう・・人気blogランキングへ
by joburg
| 2006-11-17 05:17
| ヨハネスブルグ
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