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南ア生まれのインド料理
本日の昼食は南ア・インド料理の代表とも言えるBunny Chow (バニーチャウ)。食パン1斤の1/3か1/4の中身をくり抜き、カレーを入れて、最後にくり抜いた中身で蓋をする、という物。
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このBunny Chowには古い歴史があるんです。イギリスの植民地となった南アフリカにはインドネシア、マレーシア、インドなどの国から奴隷が連れて来られていました。彼等の食文化の影響を受け、南アフリアではカレーをパンと一緒に食べる習慣が出来ます。ところがアパルトヘイト政権下では有色人種がレストランで食事をする事が許されていません。レストランで座って食べられるのは白人のみ。しかしながら、有色人種は食事を持ち帰り(Take away)することは出来ました。食事を詰める発砲スチロールがまだ普及していない時代。そこで持ち帰りの容器として、パンをくり抜き、その中にカレーを詰めたのがBunny Chowの始まりだと言われています。
難しい料理ではないので、家でも作る事が出来ます。コツはカレーをドロドロに濃くすること。水分が多いと、パンが崩れてしまいます。大事なのはパンが適度にカレーの水分を吸うこと。カレーが染み込んだパンがまた絶品なんです。
南アフリカ(特にダーバン)に来た際には是非試して下さい。お値段もR20前後とお手頃。とても美味しいですよ〜♪

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by joburg | 2006-08-20 08:19 |
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