ヨハネスブルグ市内(Metro Bus Station付近)
BREE通りにある大きなMetroバスターミナル。バスと言っても日本のバスでは無く、トヨタのミニバンを改造した3・4列のミニバスです。アパルトヘイト政権時、政府が有色人種の行動を制限していた名残から(有色人種が白人地域に行けないように)、南アの公共交通機関は非常に遅れています。公共交通機関としてはこのミニバスが主流ですが、時刻表は無いも同然、荒い運転や車の点検ミスから起こる事故も多く問題だらけですが、他の交通手段が無いため、車を持っていない人達はミニバスを利用しなければなりません。
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ヨハネス市が新しく建設したバスターミナルは、中央にあるバス停を囲むような形で、売店(マーケット)が軒を連ねています。このマーケットは、ある程度繁盛しているようですが、中央のバス停を利用しているバスは・・少ない!ヨハネス市の粋な計らいで、悪天候でも問題がないようにと屋根付きのバスターミナルが建てられた訳ですが、政府はバスターミナルを利用するバスから「利用料」を請求しはじめます。もちろんバス側は頼んでもいない建物に対して利用料を払うのはバカバカしい・・と、建物の隣にある広場にバスを停め始め、今ではほんの数台しかバスターミナルを使っていない状態に。
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バスターミナルの壁に描かれたミニバスの路線図。ワールドカップに向けてミニバスを廃止し、新たな交通機関を作る話がありますが、それよりも大半の人達が利用している既存のミニバスの管理を改善する方が良いのでは?
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ミニバスの運転手は、幾つかあるバス運営会社に雇用されていますが、1日のノルマがヨハネスでR300(約5千円)。利益がR300を超えた場合、残りが自分のお給料となります。つまり、1日R350稼いだ場合はR50がお給料。ヨハネス市内からヨハネス北(サントン周辺)までの運賃が1人約R5。バスが満席(約12人)で片道R60。ノルマを達成するには2往復半必要。ですが、ガソリン代、修理代は自己負担と厳しい!決して良い事ではありませんが、ミニバスの運転手がスピードを出して荒い運転をするのも、自分の生活がかかっているからなんですね。
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これはアメリカ資本のChicken Lickinというファーストフード店。ケンタッキーのようなフライドチキンを販売しています。鶏肉大好きな南ア人(特に黒人)には人気のある店です。この店はアパルトヘイト政権時からありますが、数多くあるファーストフード店の中でも、最後まで黒人と白人の入り口を分けていた店でもあります。黒人は裏口から入り、白人は表通りから入る・・という形。皮肉なのは、今ではこの店、白人地域からは姿を消し、黒人が多く住んでいる地域(旧タウンシップなど)でしか見る事が出来ません。

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by joburg | 2006-07-06 19:02 | ヨハネスブルグ
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